この記事では過敏性腸症候群(IBS)持ちの私が安心して外出できる場所について紹介します。IBSは、大腸や小腸などの検査で異常が見つからないにもかかわらず、腹痛や下痢・便秘といった症状が慢性的に続く病気です。そのため、お腹の調子が悪く、外出時には常にお腹の調子を気にする必要があります。そんな私でもデパートやショッピングセンターなどの大きな商業施設は安心して過ごせる場所として重宝しています。
IBS持ちの私が避けたくなる外出先について
まず、IBSを持つ私が普段「行きづらい」と感じる場所についてお話します。
トイレの少ない飲食店や小規模店舗
小さな飲食店やカフェでは、トイレが1つしかないというケースが多く、誰かが使用中だと「もしこのままお腹の痛みがきたら…」と不安になってしまいます。こうした緊張感から、行くのをためらうこともしばしばです。これは飲食店に限った話ではなく、トイレにすぐに行くことができない建物には入りづらく感じます。
人混みの多い場所
人が多い場所では、トイレの混雑が予想されますし、物理的にも動きづらいのがネックです。また、レジの行列や施設内の混雑など、すぐに動けない状況が生まれやすいため、無意識にストレスを感じ、体調に悪影響を及ぼすこともあります。そのため、混んでいるエリアには近づかないようにしています。少し遠回りでもすいている道や移動手段を選びます。
IBS持ちが安心して過ごせる場所:複合商業施設
そんな私でも比較的安心して過ごせる場所があります。それが、複合商業施設(ショッピングモールやデパートなど)です。
トイレが複数設置されている安心感
大きな商業施設では、施設の各階やエリアごとにトイレが設置されているため、「すぐにトイレに行ける環境」が整っています。これはIBS持ちにとって、心理的にも非常に大きな安心材料です。
例えば、デパート内で食事をしていても、「万が一お腹が痛くなってもすぐにトイレに行ける」と思えるだけで、落ち着いて食事を楽しむことができます。実際に食事中、お腹の調子が悪くなり、トイレに行きたくなったことがありますが、飲食店が入っているフロアのトイレは混んでいることが多いです。そんなときは1つ下のフロアにもトイレがあることが多く、そちらを利用することができるので安心感が増します。
比較的人が分散している
モールのような広い空間では、人が一点に集中することが少なく、混雑を感じにくいという利点もあります。ゆったりとした空間で自分のペースで動けるのは、IBS持ちにとってとても大切です。
その他の安心スポット:大きなホテル
また、大きなホテルの中もおすすめスポットです。ホテル内は人が分散しており、トイレも複数あり、静かで清潔です。さらに、ホテル内のレストランは席間隔が広く、リラックスして食事ができる場所として重宝しています。ただし、ホテル内のレストランは価格がやや高めなので、特別な日などに利用することが多いです。
私のお気に入り&避けがちな街エリア
ここでは、都内の具体的な外出先として「安心できる」と感じている街と、「なるべく避けたい」と感じるエリアをご紹介します。
安心できる街エリア例
- 新宿高島屋
- 池袋東武デパート
これらの施設は、主要駅に直結していても施設内に複数のトイレがあり、「人が多い場所に用事があっても安心できる避難所的存在」として覚えておくと便利です。新宿や池袋といった混雑した街の中でも自分が安心できる場所があると、気が楽です。
また、エリア全体として安心して過ごせるのは…
- 有楽町・日比谷エリア
- 東京・丸の内エリア
このあたりは清潔な商業施設が多く、落ち着いた雰囲気もあるため、トイレを探すのにも困りません。
行きづらいと感じる街エリア(一例です)
- 秋葉原
- 神田
- 飯田橋
- 高田馬場
このエリアは小さな店が集まったエリアだったり、人が多かったりして、使いやすいトイレを見つけるのに苦労した印象があります。決して悪いエリアではないのですが、このエリアに用事がある際にはお腹の調子を整えて準備してから行くようにしています。
まとめ:自分に合った「安心スポット」を見つけることが大切
IBSを持っていると、どこに出かけるかという選択が「楽しみ」ではなく「不安の種」になることがあります。でも、トイレの多さや人の流れ、空間の広さなどに着目して「自分にとって安心できる場所」をいくつか押さえておくことで、外出のハードルは確実に下がります。私にとってのその代表が、複合商業施設や大きなホテルです。もし同じような悩みを持っている方がいたら、ぜひ参考にしてみてください。
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